ポケカのレアリティ一覧を載せたページはたくさんありますが、ポケモンカードゲーム公式サイトに「記号と名称の一覧表」は存在しません。公式が文章で説明している箇所は、いま見つけられません。
公式の「あそびかた」のページは作り直されていて、カードの各部の説明はほぼ画像です。この記事を最初に書いたときに記録した一文は、2026年8月10日に旧URLを開き直すと転送になっており、本文から確認できませんでした。確認できない文を「公式がこう書いている」として引用するのはやめました。
記号がいくつあるのか、どれが珍しいのか、どういう順番なのかは、公式のどこにも書かれていませんでした。ではどこまで分かるのか。公式サイトだけを開いて確かめた結果を並べます。
いちばん強い証拠は、公式のカード検索だった
公式のカード検索には、レアリティで絞り込むチェックボックスが並んでいます。これは公式が実際に運用している分類そのものです。解説文より確かな手がかりでした。
いちばん強い証拠はここでした。公式のカード検索の絞り込みに、 レアリティのチェックボックスが14個並んでいます(うち1個はラベルが空でした)。 これは公式が実際に運用している分類そのものです。
| 絞り込みの記号 | 公式が名称を書いているか |
|---|---|
| Csc_rare_com | あり コモン |
| Usc_rare_unc | あり アンコモン |
| Rsc_rare_rac | あり レア |
| RRsc_rare_rr | あり ダブルレア |
| ARsc_rare_ar | あり アートレア |
| SRsc_rare_sr | あり スーパーレア |
| SARsc_rare_sar | あり スペシャルアートレア |
| MURsc_rare_mur | 見つからない 絞り込みには使われているのに、名称の記載を公式に見つけられなかった |
| MAsc_rare_ma | 見つからない 絞り込みには使われているのに、名称の記載を公式に見つけられなかった |
| URsc_rare_ur | あり ウルトラレア |
| BWRsc_rare_bwr | 見つからない 絞り込みには使われているのに、名称の記載を公式に見つけられなかった |
| Ssc_rare_scl | 見つからない 絞り込みには使われているのに、名称の記載を公式に見つけられなかった |
| SSRsc_rare_ssr | 見つからない 絞り込みには使われているのに、名称の記載を公式に見つけられなかった |
| ラベルが空sc_rare_mirror | 画面に表記なし |
絞り込みにあるのに、名称が公表されていない記号が5つある
公式の分類は噛み合っていない(絞り込み13種類/名称13種類・重なりは8種類)
- MUR
- MA
- BWR
- S
- SSR
絞り込みにあり/名称が公表されていない
- C
- U
- R
- RR
- AR
- SR
- SAR
- UR
両方にある
- PR
- HR
- CHR
- CSR
- FUR
名称あり/絞り込みに入っていない
ここが今回いちばん引っかかった点です。MUR・MA・BWR・S・SSR は、公式のカード検索で絞り込めるのに、その名称がどこにも書かれていません。公式が自分で使っている記号なのに、意味を説明したページが無いという状態です。
逆のパターンもありました。PR・HR・CHR・CSR・FUR は名称が公式の記事で確認できるのに、カード検索の絞り込みには入っていません。
つまり「公式が名称を書いている記号」と「公式が検索で使っている記号」は、一致していません。どちらも13種類ですが、重なっているのは8種類だけです。一覧表がひとつも作れないのは、たぶんこれが理由です。
名称が公式に確認できた記号
次の13個は、公式ページの本文に「記号(名称)」の形で出てきたものです。ただし、どれもレアリティを解説した文ではありません。キャンペーンの対象カードの説明や、商品紹介の中でたまたま書かれていた表記です。
| 記号 | 公式が書いている名称 | 出典 |
|---|---|---|
| C | コモン | 公式の記事 |
| U | アンコモン | 公式の記事 |
| R | レア | 公式の記事 |
| RR | ダブルレア | 公式の記事 |
| PR | プリズムスターレア | 公式の記事 |
| SR | スーパーレア | 公式の記事 |
| HR | ハイパーレア | 公式の記事 |
| UR | ウルトラレア | 公式の記事 |
| AR | アートレア | 公式の記事 |
| SAR | スペシャルアートレア | 公式の記事 |
| CHR | キャラクターレア | 公式の記事 |
| CSR | キャラクタースーパーレア | 公式の記事 |
| FUR | フューチャリスティックレア | 公式の記事 |
いずれもレアリティを解説した文ではありません。キャンペーンの対象カードの説明や商品紹介の中で「記号(名称)」の形で出てきた表記です。公式にレアリティの定義ページは見つけられませんでした。
ひとつ注意があります。SAR は同じ記事の中で「スペシャルアートレア」と「スペシャルアート」の両方の書き方が出てきます。公式の表記自体が揺れているので、どちらかが間違いというわけではありません。
公式に見つけられなかった記号
- RRR:トリプルレアという名称は他タイトルで見かけるが、ポケカ公式に記号RRRの記載を見つけられなかった。
- ACE:「ACE SPEC」はカードの種類・ルール上の呼称として公式に多数あるが、レアリティ記号としての説明は見つけられなかった。
- K:「かがやくポケモン」は公式にあるが、それがKという記号であるという記載は見つけられなかった。
- PROMO:プロモカードは公式にあるが、PROMOをレアリティ記号として説明した記載は見つけられなかった。
公式のあそびかたのページも見ました。 カードの各部の説明はほぼ画像で、レアリティマークについて引用できる文が本文にありません。 (この記事を最初に書いたときは「めずらしさを表すマーク」という趣旨の一文を記録しましたが、 2026年8月10日に開き直すと旧URLは転送になっており、その文を本文から確認できませんでした。 だから「公式がこう説明している」という形では出しません。)
いま確かめられるのは、上のカード検索の絞り込みだけです。 記号がどれだけ珍しいかの順位づけも、公式には書かれていません。
公式のカード検索は、レアリティを表示しない
もうひとつ分かったことがあります。公式のカード検索で個別のカードのページを開いても、レアリティの欄がありません。収録された拡張パック、カード番号、種類などは出るのに、レアリティは項目として存在しません。
絞り込みには使えるのに、結果には表示されない。公式データベースでもレアリティは公開項目になっていないということです。手持ちのカードのレアリティを公式で確かめる方法は、いまのところありません。
売るときにレア度をどう扱うか
ここまでが公式で確かめられたことです。売る場面で実際に効くのは次の2つでした。
- レアリティの記号は、カード自体に印刷されているものを見るしかありません。公式が位置を文章で説明していないので、ここでも「カードの左下」のような案内は書けません。実物を見て、拡張パックのカードにマークが入っていることを確認してください。
- スリーブやローダーに入れたまま送ると、業者によって扱いが変わります。入れたままでよい業者、抜いて送れという業者、到着時に破棄する業者があり、公式ページの記述が割れています。トレカを宅配買取に送る梱包に15社ぶん並べました。
カードのサイズやスリーブの寸法についても、公式が公表しているものだけを公式が公表しているカードとスリーブの寸法にまとめています。ポケカはカードの実寸も公式に公表していません。レアリティと同じ構図です。
レア度が低いカードが必ず安いわけでもありません。マジック:ザ・ギャザリングの第7版では、コモン(いちばん低いレア度)のキラ版が1枚250ドルになっている例があります。レア度は値段の目安のひとつでしかない、という話です。
この記事で書いていないこと
- ポケカの価格は載せていません。日本語版の相場を出せる公開情報がまだ揃っていないので、揃うまで書きません。海外相場を追いかけているMTGと遊戯王はカードの価格一覧にあります(海外の販売相場を換算した参考値で、日本の買取額ではありません)。
- カード画像は載せていません。ポケモンカードの画像は「個人的に楽しむ場合に限って」とされており、画像リンクも禁止されています。記号は文字で書いています。
- レアリティの珍しさの順位は書いていません。公式が順位を示していないので、書けば私の推測になります。封入率も公表されていません。
- 「記載なし」と書いた記号は、本当に公式に無かったものです。まとめサイトから拾って埋めることはしていません。出典のリンクから、確認に使ったページを開けます。
- 各ページは2026年8月10日に開いて確認したものです。カード検索の絞り込みは新しいレアリティが増えれば変わります。記号の数が合わなくなっていたら、公式のカード検索を直接見てください。
